ドミトリー・キタエンコ : Dmitrij Kitajenko

指揮

ドミトリー・キタエンコ

Dmitrij Kitajenko

ドミトリー・キタエンコは現代の偉大な指揮者の一人である。東西ヨーロッパで等しく高い評価を得ており、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ウィーン交響楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団等の一流のオーケストラを定期的に指揮している。受賞経歴も多く、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と録音したショスタコーヴィチの交響曲全集(2005年)はエコー・クラシック賞を受賞した。
1940年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれ、名門グリンカ音楽院とリムスキー=コルサコフ記念サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。その後、モスクワでレオ・ギンズバーグに師事し、ウィーンではハンス・スワロフスキーとカール・エスターライヒャーの著名な指揮クラスで学ぶ。1969年、ベルリンで開催された第1回ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮者コンクールで第2位に入賞し、わずか29歳にしてモスクワ・スタニスラフスキー&ネミロヴィチ・ダンチェンコ音楽劇場の首席指揮者に就任。1970年代初めには、モスクワをはじめとして、ウィーン、ミュンヘン、ブリュッセル等、西ヨーロッパの各都市でも非常に多くのオペラを指揮し、絶賛された。
1976年、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。14年に及ぶ在任期間中に同オーケストラを世界の一流オーケストラに育て上げ、ヨーロッパ、アメリカ、日本の最も重要な音楽的中心都市へ演奏旅行を行った。
1990年、フランクフルト放送交響楽団(現hr交響楽団)の首席指揮者に就任し、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も兼務する。さらに、デンマーク国立放送交響楽団の首席客演指揮者にも就任。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、その他数多くのアメリカのオーケストラに客演しており、世界中の優れたソリストや有望なアーティストと共演している。
1999年から2004年までは、韓国のKBS交響楽団の首席指揮者を務めた。
録音作品も非常に多く、いずれも高い評価を得ている。モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク国立放送交響楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団等を指揮し、スクリャービン、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、リムスキー=コルサコフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの交響曲全集がリリースされている。また、ショパン、ガーデ、グリーグ、リヒャルト・シュトラウス、ジークフリート・ワーグナー等の作品も録音している。「マンフレッド交響曲」はエームス・クラシックスからリリースされるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのチャイコフスキー交響曲全集の最初のアルバムである。
2009年3月、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者に就任。このタイトルは過去にはギュンター・ヴァントのみに与えられた大変名誉あるものである。また、2012/13シーズンより、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席客演指揮者に就任する。