エイドリアン・リーパー : Adrian Leaper

指揮

エイドリアン・リーパー

Adrian Leaper

エイドリアン・リーパーは2001年以来、マドリードのスペイン国立放送交響楽団・合唱団(RTVE)の芸術監督・首席指揮者である。RTVEはイギリスにおけるロンドンのBBC交響楽団・合唱団に相当する(2011年迄)。
それ以前は1994年からグラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた。
彼の名が最初に世に出たのは、1986年にマンチェスターのハレ管弦楽団の副指揮者に任命された折であり、1991年までの5年間、各シーズン30回近いコンサートを振っている。
リーパーはロンドンの4つの主要オーケストラをはじめ、モスクワ交響楽団、ウィーン交響楽団、プラハ交響楽団、そしてイギリス、ドイツ、ポーランド、チェコ、アイルランド、ノルウェーといった国々の放送交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、スウェーデンのマルメ交響楽団なども指揮してきた。

最近では、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団などに客演。それに並行して、スペイン各地でセビーリャ市管弦楽団、マラガ市管弦楽団、ガリシア・レアル・オーケストラなどとの活動を続けるほか、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団とも緊密な関係を保っている。
リーパーのレパートリーは時を経て大きく広がり、それは古典の主要作品に止まらず、シベリウス、ヤナーチェク、エルガー、ドヴォルジャーク、マーラーをカバーし、加えてスペインの作曲家による音楽にも深い理解を寄せる。
更にはストラヴィンスキーの『春の祭典』、バルトークの『中国の不思議な役人』、マルティヌーの『聖フランチェスカのフレスコ画』、ショスタコーヴィチの『交響曲第1番』、ヤナーチェクの『イェヌーファ』といった作品でも目覚しい成功を収めている。
トップ・アーティストとの共演も多く、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、フェリシティ・ロット、ギャリック・オールソン、ルドルフ・ブッフビンダー、ミッシャ・マイスキー、フランク・ペーター・ツィンマーマン、アリシア・デ・ラローチャ、ピエール・アモイアル、エルンスト・コヴァチッチ、チョーリャン・リン、アンネ=ゾフィー・フォン・オッターといった名があげられる。

こういった極めて幅広い活躍は、これまで80枚にも及ぶCD録音にも表われており、そのほとんどがアルテ・ノーヴァ、ASV,ナクソス/マルコ・ポーロ、ラ・モータ・デ・ポルヴォといったレーベルによるもの。取り上げた作品は、マーラー、シベリウス、ニールセン、ドヴォルジャークらの交響曲シリーズを含むクラシックのスタンダード曲を始めとし、ロシアや中欧の主要作品、イギリスの主要コンサート作品や軽音楽にまで及ぶ。ASVからは20世紀のスペイン音楽を出しており、その中にはグラナードス、エルネスト・ハーフター、ロードー、オブラドレス、コンラード・デル・カンポらの作品の初録音も含まれている。