兵庫芸術文化センター管弦楽団

英国民が誇る大作曲家エルガー
二つの傑作を、イギリスの俊英ウォルフと漆原朝子が届ける

英国民から愛され、イギリス近代音楽の父と呼ばれるエルガー。作曲家の誠実さが投影されたような、美しく輝かしい二つの傑作を、エルガー作品の名手の演奏でお届けします。
　ヴァイオリン協奏曲は、ソリストに高い技巧と集中力を求める大曲。PAC初登場の漆原朝子は、ライフワークとしてこの作品に取り組むスペシャリストです。エルガーが作品の中で追求したヴァイオリンの美と表現を、存分に堪能することができるでしょう。
　一方、円熟期を迎えたエルガーが満を持して書き上げた、交響曲第１番。当時マンチェスターで行われた初演は大きな反響を呼び、再演回数は、１年間で100回にのぼったといわれます。日本ではなぜか演奏機会が多くありませんが、イギリスやアメリカでは今も人気の高い作品です。
　タクトを振るのは、イギリス出身、次代を担う指揮者として注目を集めるジョセフ・ウォルフ。巨匠サー・コリン・デイヴィスを父に持つ俊英です。祖国が誇る大作曲家の作品で、気品あふれる音楽を響かせます。

～オール・エルガー・プログラム～
■ ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.61
■ 交響曲 第１番 変イ長調 op.55

♪曲目解説

指揮／ジョセフ・ウォルフ
ヴァイオリン／漆原 朝子
管弦楽／兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催／兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成／

文化庁文化芸術振興費補助金

（舞台芸術創造活動活性化事業）