2023-2024 シーズンコンサート
- 名曲コンサート
- 予定枚数終了
【第38回名曲コンサート】シベリウス&ベートーヴェン
2024年3月16日(土)開演 15:00(開場 14:15)
フィンランドの巨匠オッコ・カム
ベートーヴェンの「田園」でPAC12年ぶりの指揮台へ
耳なじみある名作を気軽に、豪華に楽しめるPAC名曲コンサート。2012年の定期演奏会以来12年ぶりのPAC登場となるフィンランド出身の名匠、オッコ・カムを迎え、全3曲をお届けします。
前半はオッコ・カムと同じくフィンランド出身の作曲家、シベリウスを取り上げます。まずはフィンランド語で「死」を意味する≪クオレマ≫という戯曲に付随する劇伴音楽の一つ、「鶴のいる情景」。≪クオレマ≫の劇伴音楽では「悲しきワルツ」が有名ですが、「鶴のいる情景」は静かな美しさが際立つ名作です。次のヴァイオリン協奏曲では、注目の若手・辻󠄀 彩奈をソリストに迎えます。この曲は辻󠄀が2016年モントリオール国際音楽コンクール優勝時に演奏し、世界に彼女の名が知られるきっかけとなったコンチェルト。透明感、ダイナミックさ、陰鬱さ ― 北欧の持つ様々な顔をどう表現するのか、ご期待ください。
後半はベートーヴェンの交響曲第6番「田園」。小鳥の声や嵐の音といった田園の音風景、そこから湧き上がる喜びの感情が表現された、春に聴くのにぴったりな作品です。どうぞお楽しみに。
シベリウス:付帯音楽「クオレマ」op. 44 より “鶴のいる情景”
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 op.68 「田園」
兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
A 3,000円 B 1,000円(全席指定/税込)
芸術文化センター会員先行予約受付開始 12/15(金)
一般発売 12/17(日)
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0798-68-0255(10:00AM~5:00PM 月曜休 ※祝日の場合翌日)
※プレイガイドでのお取り扱いについては各プレイガイドにお問い合わせください。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、出演者・曲目等が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
指揮
オッコ・カム
Okko Kamu
シベリウス・アカデミーにてヴァイオリンを学ぶ。1965年ヘルシンキ・フィル首席第2ヴァイオリン奏者,1966年~1968年フィンランド国立歌劇場管弦楽団コンサート・マスターを務める。1969年カラヤン国際指揮者コンクールで優勝。 指揮者として国際的なキャリアをスタートさせ、すでに世界中のトップ・オーケストラのほとんどを指揮している。これまでにフィンランド放送交響楽団、オスロ・フィルハーモニー、ストックホルム交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー、フィンランド国立歌劇場の首席指揮者を務めたほか、バーミンガム市交響楽団、コペンハーゲン・フィルハーモニー、シンガポール交響楽団の首席客員指揮者を務めた。 日本へも度々来日し、日本各地のオーケストラを数多く指揮している。2011/12年のシーズンからラハティ交響楽団の音楽監督を務め、2015年シベリウス生誕150周年記念イヤーには世界各地で演奏、日本でも交響曲全曲公演を開催、その演奏は絶賛された。1994年スウェーデン王立音楽アカデミーの会員となり、2010年フィンランド文化財団賞を受賞。PACとは2012年2月の第49回定期演奏会等で共演している。
ヴァイオリン
辻󠄀 彩奈
Ayana Tsuji
1997年岐阜県生まれ。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位。モントリオール交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ベトナム国立交響楽団、札幌交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団など国内外の主要オーケストラと共演している。2018年「第28回出光音楽賞」、2023年「第24回ホテルオークラ音楽賞」を受賞。小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎、レジス・パスキエの各氏に師事。東京音楽大学卒業。2019年、ジョナサン・ノット指揮/スイス・ロマンド管弦楽団とジュネーヴおよび日本にてツアーを実施し、その艶やかな音色と表現によって各方面から高い評価を得た。コロナ禍にあって国内公演の代役で幅広く活躍したことは、レパートリーを広く拡充すると共に、経験を深く積むことにつながった。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与のJoannes Baptista Guadagnini 1748である。