2022-2023 シーズンコンサート
- 定期演奏会
- 予定枚数終了
兵庫芸術文化センター管弦楽団 2022-23シーズン第141回定期演奏会下野竜也 ザ・ブリティッシュ!【5月26日(金) 公演】
2023年5月26日(金)15:00(開場 14:15)
気高く勇壮なイギリス音楽の世界
創設以来、PACを成長に導き、聴衆には発見をもたらすプログラムを届けてくれるおなじみの指揮者、下野竜也。今回彼が用意したのは、オール・イギリス・プログラム。
20世紀の作曲家、ウォルトンが、第二次世界大戦只中の1942年に作曲した「《スピットファイア》前奏曲とフーガ」は、映画音楽からの編曲作品。映画「スピットファイア」は、イギリスの航空技術者R.J.ミッチェルが、名戦闘機スピットファイアを生み出すまでを描いた伝記映画です。戦闘機の勇姿を思わせる力強い音楽は、コンサートの幕開けにふさわしい華やかなもの。
あわせて取り上げるのは、イギリスが誇る大作曲家、エドワード・エルガー。優れたヴァイオリニストでもあった彼の手によるヴァイオリン協奏曲に加え、エルガーの名を世界に知らしめた代表作で、謎(エニグマ)の主題が多彩に展開してゆく「エニグマ変奏曲」を演奏します。
ソリストは、若き人気ヴァイオリニスト、三浦文彰。大河ドラマ「真田丸」コンビがPAC定期で集うのは、2018年以来5年ぶりです。
ウォルトン:「スピットファイア」前奏曲とフーガ
エルガー:ヴァイオリン協奏曲
エルガー:エニグマ変奏曲
兵庫県
兵庫県立芸術文化センター
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、出演者・曲目等が変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
指揮
下野 竜也
Tatsuya Shimono
鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール、2001年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。NHK交響楽団をはじめ国内の主要オーケストラの定期演奏会に毎年のように招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコ・フィル、サンノゼ響、シンフォニア・ヴァルソヴィア、バルセロナ響をはじめとした国際舞台でも活躍している。オペラにおいても新国立劇場、二期会、日生劇場をはじめ注目の公演で指揮を務めている。
2011年から広島ウインドオーケストラ音楽監督、2023年10月、NHK交響楽団正指揮者に就任。2024年4月、札幌交響楽団首席客演指揮者ならびに広島交響楽団桂冠指揮者に就任。
これまでに読売日本交響楽団正指揮者、同首席客演指揮者、京都市交響楽団常任首席客演指揮者、広島交響楽団音楽総監督を歴任。
東京藝術大学、東京音楽大学にて後進の指導にもあたる。
齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部科学大臣賞、東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、有馬賞、広島市民賞、中国文化賞など受賞多数。
鹿児島市ふるさと大使。
NHK大河ドラマテーマ曲収録(これまでに6作品)、NHKFM「吹奏楽のひびき」パーソナリティを務めるなど、放送においても活躍している。
公式ホームページ
http://www.tatsuyashimono.com/
ヴァイオリン
三浦 文彰
Fumiaki Miura
2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。
これまで、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などに参加。ハンブルク北ドイツ放送響、オレゴン響など国内外で主要オーケストラと共演している。2012年プラハ・フィル、2013年にはシュトゥットガルト放送響との日本ツアーを行った。2013年は、ペンデレツキ80歳記念演奏会にも出演。2014年は、ルーブルでのリサイタルでパリ・デビューを果たした。 2015年には、リントゥ指揮ベルリン・ドイツ響との共演を得て、エイベックス・クラシックスからCDをリリース。 2016年NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽で、ヴァイオリン・ソロを演奏。2017年秋は、フェドセーエフ指揮チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラとのツアーを予定している。
2009年度第20回出光音楽賞受賞。
使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作 "Viotti"。