2022-2023 シーズンコンサート
- 定期演奏会
- 予定枚数終了
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第139回定期演奏会ユベール・スダーン ザ・グレイト【2月19日(日)公演】
2023年2月19日(日) 開演 3:00 PM(開場 2:15 PM)
偉大な作曲家達のつながりに想いを馳せる
オランダ生まれの名匠、ユベール・スダーン。2008年以来、定期演奏会に加え、全10回にわたる 「モーツァルトの旅」シリーズでもPACと共演を重ねてきました。そんな彼が昨シーズンに続き、重なる時代を生きたドイツ・オーストリアの作曲家たち、ハイドン、 ベートーヴェン、シューベルトによるプログラムを取り上げます。ハイドンがエステルハージ家の侯爵の提案で書いたとされる交響曲第6番「朝」は、その名の 通り、朝の光や鳥の囀りを思わせる爽やかな音楽に始まる作品。ベートーヴェンのピアノ協奏曲の うち唯一短調で書かれた名作、第3番では、大阪生まれヨーロッパ育ち、ベートーヴェン弾きとして 評価の高い児玉麻里をソリストに迎えます。
そして後半は、シューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」。スダーンは、「シューベルトは、 ベートーヴェンやハイドンがすでに名を成していた時代にアイデンティティを探しつつ静かに 生きた、放浪者のような人。彼を愛さずにいられない」と言います。強い共感と愛着をもって奏でる 音楽に、ご期待ください。
ハイドン:交響曲 6番 ニ長調 Hob.I:6 「朝」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
シューベルト:交響曲 第8(9)番 ハ長調 D944「ザ・グレイト」
兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
A 4,000円 B 3,000円 C 2,000円 D 1,000円(全席指定/税込)
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指揮
ユベール・スダーン
Hubert Soudant
現在、東京交響楽団桂冠指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢の名誉アーティスティック・アドヴァイザーを務めるユベール・スダーンは、1946年、オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位などに輝き、その後、フランス国立放送フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管の首席指揮者、東京交響楽団音楽監督などを歴任。その他、ベルリン・フィル、ロンドン響、ミュンヘン・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、ミラノ・スカラ座管、ローマ・サンタ・チェチーリア管など主要なオーケストラと共演し、オペラの分野でもパリ、パルマ、パレルモ、ボローニャなどのオペラハウスで精力的に活動を展開。2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびオーストリア・ザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。
また近年では、大阪フィル、兵庫芸術文化センター管、札響、名古屋フィル、京響などとも友好な関係を築いている。PACとは長年にわたり共演を重ねており、2025年6月の定期演奏会にも出演予定。
ピアノ
児玉 麻里
Mari Kodama
大阪生まれ。6歳で渡欧。14歳の時、最年少、最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをタチアナ・ニコラエワ、アルフレッド・ブレンデルなどに学ぶ。17歳でプルミエ・プリを獲得して卒業。同年、同音楽院のマスター・コースに進み、19歳で修了。この間、数多くのコンクール優勝、上位入賞を果たす。同音楽院を修了後、ロンドン、ニューヨークなど欧米の主要都市で次々とデビューを果たす。現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで演奏活動を展開する数少ない国際的なピアニストとして名声を確立している。また、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、モントリオール管や、日本各地のオーケストラ等と共演。
CD録音も活発で、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」、ケント・ナガノ指揮による「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第0~5番)」を完成させている。
また、サンフランシスコの室内楽フェスティバル「フォレストヒルミュージカルデイズ」とイタリアの「traluceesogno」の創設者でもある。