2021.02.10
お知らせ

出演者変更のお知らせ―3/20(土)兵庫芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会「準・メルクル 幻想交響曲」/3/21(日)姫路特別演奏会

 3月20日(土)開催の兵庫芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会「準・メルクル 幻想交響曲」及び、3月21日(日)開催の「姫路特別演奏会」につきまして、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、準・メルクル氏(指揮)及びカミーユ・トマ氏(チェロ)の来日が叶わないこととなりました。 つきましては、指揮はカーチュン・ウォン氏、チェロは佐藤晴真氏に変更して開催いたします。メルクル氏とトマ氏の出演を楽しみにお待ちいただいたお客様には、心よりお詫び申し上げます。なお、曲目の変更はございません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。本件に関しまして、メルクル氏からのメッセージが届いていますのでぜひご覧ください。
 指揮のカーチュン・ウォン氏は2021年2月20日の特別演奏会「ザ・ブラームス」に引き続き、今シーズン2度目の出演です。チェロの佐藤晴真氏は2019年にミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門において日本人として初めて優勝した、22歳の新進気鋭の奏者です。2人のゲストとPACとの共演にぜひご期待ください。

[変更後内容]
・3月20日(土)15:00開演
兵庫芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会「ドヴォルザーク&幻想交響曲」
・3月21日(日)15:00開演
兵庫県立芸術文化センター 姫路特別演奏会

【指揮】カーチュン・ウォン
【チェロ】佐藤晴真
【管弦楽】兵庫芸術文化センター管弦楽団

【曲目】ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
    ベルリオーズ:幻想交響曲
※曲目の変更はございません

[出演者プロフィール]
■カーチュン・ウォン(指揮)
ニュルンベルク響首席指揮者カーチュン・ウォンは、現在最も刺激的で革新的な若手音楽家の一人である。クルト・マズアの愛弟子であった彼は、16年グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝、直後にグスターヴォ・ドゥダメルの招きを受け、17年にロス・フィルで彼のアシスタントを務めた。
これまでにニューヨーク・フィル、ロス・フィル、チェコ・フィルをはじめとする著名オーケストラを指揮、シンシナティ響、ハレ管等へのデビュー、バンベルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管との再共演が予定されている。
また、ウォンは、グスタフ・マーラーの孫娘であるマリーナ・マーラーと共に、子供たちに音楽を届けるプロジェクト・インフィニチュードを共同で創設。昨年の新型コロナウイルス世界的感染流行中には、世界各地の1000名にのぼる演奏家に働きかけてベートーヴェンの『歓喜の歌』のデジタル・シングアロングを作り、それぞれ多額の寄付を集めた。
2019年ドイツ功労勲章が授与された。

■佐藤晴真(チェロ)
現在、その将来が最も期待される弱冠 22歳の新進気鋭のチェロ奏者。2019年、長い伝統と権威を誇るミュンヘン国際音楽コンクール チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集めた。18年には、ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールにおいて第1位および特別賞を受賞している。ほかにも日本音楽コンクール第1位および徳永賞・黒柳賞、ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール第1位など多数の受賞歴を誇る。すでに国内外のオーケストラと共演を重ねており、室内楽公演などにも出演して好評を博している。NHKテレビ、NHK-FMにもたびたび出演。18年、ワルシャワにて「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」に出演。19年には、本格デビューとなるリサイタル公演を成功裡に終える。今後もプラハ放送響など国内外のオーケストラに招かれており、リサイタル、弦楽四重奏など室内楽公演も予定している。20年11月には、名門ドイツ・グラモフォンよりデビューアルバムとなる『The Senses~ブラームス作品集~』をリリース。現在は、ベルリン芸術大学にて J=P.マインツ氏に師事している。15年ヤマハ音楽振興財団奨学生。16年度東京藝術大学宗次特待奨学生。20年齋藤秀雄メモリアル基金賞、出光音楽賞受賞。使用楽器は宗次コレクションより貸与されたE.ロッカ1903年。