2018-2019 シーズンコンサート

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芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会 ユベール・スダーン モーツァルトの旅[第10回](最終回) モーツァルトのレクイエム

日時

2019年6月8日(土) 15:00

会場

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

スダーンとPACのモーツァルト、その集大成がここに

モーツァルトの音楽をライフ・ワークとし、ひときわ愛情を注ぎ続けるマエストロ、ユベール・スダーンとお届けするモーツァルト・プログラム。5シーズンにわたりお贈りしてきたこのシリーズも、とうとう最終回を迎えることになりました。
毎回、統制のとれた指揮で、端正で軽やかなモーツァルトをオーケストラから見事に引き出してきたスダーンがその集大成に選んだプログラムは、マエストロがかねてよりPACとの上演を望んでいた「レクイエム」。モーツァルトが死の間際まで取り組んでいた未完の名作を、関西を拠点に邁進し続ける4名のソリストと、芸術文化センター開館時より多数の公演に出演を重ねるオープニング記念第9合唱団と共にお贈りいたします。
20歳でロン・ティボーコンクール優勝、今や日本を代表するピアニストの1人である田村響と贈るのは、同じく死の年に書かれたモーツァルト最後のピアノ協奏曲、第27番。華々しい人気は既になく、日々のお金にも事欠く生活を送っていたモーツァルトでしたが、そんな中生み出されたこの曲は、モーツァルトらしい珠玉の旋律にみちた至高の作品。田村の繊細なタッチで紡がれる音楽に、どうぞご期待ください。

曲目

【オール・モーツァルト・プログラム】
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
レクイエム ニ長調 K.626 <バイヤー版>

曲目解説

出演

指揮/ユベール・スダーン
ピアノ/田村 響
ソプラノ/四方 典子
アルト/山田 愛子
テノール/二塚 直紀
バリトン/萩原 寛明
合唱/オープニング記念第9合唱団
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成

舞台芸術創造活動活性化事業
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会

ユベール・スダーン

指揮

ユベール・スダーン

Hubert Soudant

オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位。これまでに、ベルリン・フィル、ロンドン響、バンベルク響、ウィーン響、ミュンヘン・フィル、シュトゥットガルト放響、フランクフルト放響、ドレスデン・シュターツカペレ、ミラノ・スカラ座管弦楽団等、主要なオーケストラを指揮しているほか、パリ・バスティーユ・オペラや、パルマ、パレルモ、ボローニャなどの歌劇場でも指揮している。
メルボルン交響楽団首席客演指揮者、ユトレヒト交響楽団音楽監督などを歴任。ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を経て、2004年9月に東京交響楽団の音楽監督に就任した。オペラでは、2006年新国立劇場で指揮した「皇帝ティートの慈悲」が、年間ベスト・オペラ公演に選ばれている。
国際的な音楽祭においても、プラハの春音楽祭、ザルツブルク・モーツァルト週間、ウィーン芸術週間、ラヴェンナ音楽祭など、数多くの音楽祭に参加している。
2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。
兵庫芸術文化センター管弦楽団とは、定期演奏会やモーツァルト・シリーズで幾度も共演を重ねている。

田村 響

ピアノ

田村 響

Hibiki Tamura

2007年ロン・ティボー国際コンクールにて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目される。これまでに、ケルン放送響、NHK響、東京都響、読売日響、名古屋フィル等と共演。ヨーロッパおよび日本でのリサイタルのほか、室内楽にも力を入れており、ヴェンゲーロフ、堀米ゆず子、宮田大、三浦文彰等と共演を重ねる。06年出光音楽賞、09年ホテルオークラ音楽賞、15年文化庁芸術祭音楽部門新人賞等、受賞多数。京都市立芸術大学専任講師。

四方 典子

ソプラノ

四方 典子

Noriko Yomo

同志社女子大学卒業。同大学音楽学会《頌啓会》特別専修生修了。 オペラでは「魔笛」夜の女王、「椿姫」ヴィオレッタ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「天国と地獄」エウリディーチェ、「つばめ」リゼット役等で出演。また、関西の主要なオーケストラの演奏会にて第九や宗教曲等のソリストとして多数出演。
関西二期会、堺シティオペラ各会員。

山田 愛子

アルト

山田 愛子

Aiko Yamada

神戸女学院大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。第12回松方ホール音楽賞受賞、平成25年度坂井時忠音楽賞受賞、第79回、第83回日本音楽コンクール声楽部門入選、他多数受賞。数多くのオペラ、コンサートに出演。また、宗教曲等のソリストも多く務める。
神戸女学院大学専任講師、兵庫県立西宮高校音楽科非常勤講師。関西二期会会員。

二塚 直紀

テノール

二塚 直紀

Naoki Nizuka

大阪芸術大学卒業。平成16年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度平和堂財団芸術奨励賞、平成27年度滋賀県文化奨励賞、平成30年度大津市文化賞受賞。
関西二期会会員。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。<びわ湖ホール四大テノール>としても活躍している。京都教育大学、滋賀大学、滋賀県立石山高校非常勤講師。

萩原 寛明

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萩原 寛明

Hiroaki Hagiwara

京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。ウィーン国立音楽大学卒業。オペラでは「ドン・ジョヴァンニ」の表題役をはじめ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「魔弾の射手」オットカール侯爵、「カルメン」エスカミーリョ等で出演。また第九や宗教曲等のソリストとしても多数出演。
関西二期会会員。神戸女学院大学、兵庫県立西宮高校音楽科各講師。