2018-2019 シーズンコンサート

  • 定期演奏会
  • 予定枚数終了

第109回定期演奏会 クルス×ゲルバー「英雄」&「皇帝」

日時

2018年10月19日(金) ・ 20日(土) ・ 21日(日) 各日 15:00

会場

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

気高く華麗なベートーヴェンの傑作
巨匠ゲルバー、円熟のピアニズムを聴く

第109回定期でお届けするのは、ベートーヴェンが「傑作の森」と呼ばれる中期の充実した時代に書き上げた「英雄」と「皇帝」を堪能する、豪華なプログラム。
フランス革命後に着手され、当初はナポレオンに献呈するつもりだったといわれる交響曲第3番「英雄」は、その名の通り、力強く凛々しい曲想を持つ名曲です。
一方、ピアノ協奏曲第5番は、気高く壮麗なイメージからつけられた「皇帝」の愛称の通り、きらめくピアノとオーケストラが掛け合いを繰り広げる作品。アルゼンチン生まれ、デビュー以来トップピアニストとして輝き続け、日本デビュー50周年を迎えるブルーノ=レオナルド・ゲルバーがソリストを務めます。円熟のピアニズムを、得意のレパートリーで存分に披露してくれることでしょう。
タクトを振るのは、PAC定期6年ぶりの登場となるクラウディオ・クルス。ブラジルに生まれ、ヴァイオリニストとして活躍したのち指揮者となった名匠です。
南米が生んだ二人が若きPACとともに、ベートーヴェンの名曲で熱い音楽を響かせます。

曲目

〈 オール・ベートーヴェン・プログラム 〉
 序曲「コリオラン」 ハ短調 op.62
 交響曲第3番 変ホ長調 op.55 「英雄」
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」

曲目解説

出演

指揮/クラウディオ・クルス
ピアノ/ブルーノ=レオナルド・ゲルバー
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成

舞台芸術創造活動活性化事業
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会

クラウディオ・クルス

指揮

クラウディオ・クルス

Claudio Cruz

サンパウロ・ユースオーケストラの音楽監督、ブラジル伝統音楽祭「クリティーバ音楽ワークショップ」芸術監督、カルロス・ゴメス弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者。弦楽器製作者であった父の手ほどきを受けてヴァイオリンを学び始め、その後マリア・ヴィシュニア(カール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクール優勝者)などからヴァイオリンを、オリヴィエ・トニから理論と指揮法を学んだ。数々のコンクールで優勝を果たした後、ソリスト、室内楽奏者として活躍、また、サンパウロ交響楽団のコンサートマスターを23年間務めた。同時にオーケストラの指揮も活発に行い、これまでにブラジル国内のオーケストラはもとより、トゥールーズ室内管弦楽団、アヴィニョン交響楽団、ノーザン・シンフォニア(イングランド)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団(ドイツ)、エルサレム交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、新日本フィル、広響、名古屋フィルなどを指揮している。サンパウロ・ユースオーケストラとは2012、13年にドイツ、2014年にフランスとオランダ、2015年にはニューヨーク、ワシントンに招かれ絶賛を博した。

ブルーノ=レオナルド・ゲルバー

ピアノ

ブルーノ=レオナルド・ゲルバー

Bruno Leonardo Gelber

オーストリア、フランス、イタリアの血を引く音楽家の両親のもとアルゼンチンに生まれる。3歳半のとき母からピアノの手ほどきを受け、5歳でアルゼンチンでの初めての演奏会を行う。6歳でヴィンチェンツォ・スカラムッツァに師事。翌年ゲルバーは重い小児麻痺にかかり、1年以上寝たきりの生活を送ったが、両親はベッドの上でも弾けるようにピアノを改造、ゲルバー少年は練習を続けた。
15歳の時、マゼール指揮の下、シューマンの協奏曲を演奏。19歳でフランス政府の奨学金を得てパリに留学。演奏を聴いたマルグリット・ロンは「あなたは私の最後の、しかし最高の生徒になるでしょう」と語り、1961年のロン=ティボー国際コンクール第3位入賞時には、彼こそ優勝にふさわしいとする聴衆とマスコミの間で大いに物議を醸した。
以後、ゲルバーはカーネギーホールやザルツブルクなどの音楽祭でのリサイタルやチェリビダッケ、デュトワ、ロストロポーヴィチなど著名な指揮者とベルリン・フィル、パリ管、ニューヨーク・フィル、NHK響などの共演と華やかな活動を繰り広げている。
また、レコーディングも世界的に高い評価を得ており、デンオンに録音したベートーヴェンのソナタのうち、最初のものはニューヨーク・タイムズ紙の89年最優秀録音のひとつに選ばれている。