2019-2020 シーズンコンサート

  • 定期演奏会
  • 予定枚数終了

第117回定期演奏会 佐渡 裕 壮大なるブルックナー交響曲

日時

2019年9月13日(金) ・ 14日(土) ・ 15日(日) 各日 開演 3:00PM(開場 2:00PM)

会場

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

空間がつながり、宇宙となる
大スケールの音楽世界に浸る

佐渡裕芸術監督が、近年その魅力にますます取り憑かれているというブルックナーの交響曲。14年目となるシーズンの幕開けには、全交響曲の中でも特別に完成度が高く、ドラマティックな音楽性を持つ傑作、交響曲第8番が演奏されます。第4番、第9番に続き、PACと佐渡芸術監督がブルックナーに取り組むのは、これが3作目。
「一つ一つの空間がつながり、それが壮大な宇宙になってゆく。作品に向き合ううち、絶対的な神の存在、人間の弱さなどが見えてきた。大きな世界観の中に浸っていただける作品です」と、佐渡芸術監督。約90分にわたる長大な作品がフィナーレを迎える頃には、ブルックナーが創出した独特のメロディ、分厚く力強いハーモニーの虜となっていることでしょう。
新メンバーを迎える最初の公演に、佐渡芸術監督は、「自分自身にとってもチャレンジ」だというこの作品を選びました。PACとの未来を見据え、さらなる高みに登ってゆく新しいシーズンの第一歩。どうぞお聴き逃しなく。

曲目

■ ブルックナー : 交響曲 第8番 ハ短調 【ハース版】

曲目解説

※ 使用楽譜を【初稿/1887年ノヴァーク版】とチラシ等で記載しておりましたが、佐渡芸術監督の意向により、【ハース版】に変更させていただきます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

出演

指揮・芸術監督/佐渡 裕
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成

舞台芸術創造活動活性化事業
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会

佐渡裕

芸術監督

佐渡 裕

Yutaka Sado

京都市立芸術大学卒業。故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。1989年ブザンソン指揮者コンクール優勝。1995年第1回レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクール優勝。
これまでパリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルンWDR交響楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、北ドイツ放送交響楽団(現・NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)等、欧州の一流オーケストラに多数客演を重ねている。2015年より、オーストリアを代表し110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任し、欧州の拠点をウィーンに置いて活動している。オランジュ音楽祭「蝶々夫人」(演奏:スイス・ロマンド管弦楽団)、トリノ王立歌劇場「ピーター・グライムズ」、「カルメン」、「フィガロの結婚」など海外のオペラ公演の実績も多数。
国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務める。CDリリースは多数あり、最新盤はトーンキュンストラー管弦楽団を指揮した19枚目のCD「マーラー:交響曲第4番」を2024年1月にリリース。著書に「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮文庫)、「棒を振る人生~指揮者は時間を彫刻する~」(PHP文庫/新書)など。 2023年4月より新日本フィルハーモニー交響楽団第5代音楽監督に就任。

オフィシャル ファンサイト : http://yutaka-sado.meetsfan.jp/