2020年9月12日（土）、13日（日）  14:00  公演時間 約80分・休憩なし

新型コロナウイルスの影響により2020－21シーズンの定期演奏会は当面の間取り止めとなりましたが、感染防止策を徹底しながら音楽をお届けしたい！ということで、佐渡裕芸術監督自らタクトを振る「PAC with ベートーヴェン！」シリーズが誕生！PACがシーズンを通じてベートーヴェンの交響曲に挑みます。シリーズ第1弾、そして新シーズンの開幕となる本公演では、交響曲第1番、そして第3番「英雄」をお届けします。
ベートーヴェンが交響曲第1番を完成させたのは29歳の時（1800年4月初演）。ハイドンやモーツァルトの影響を色濃く残しつつも、独創性を感じさせる初期の名作と言われています。交響曲第3番「英雄」はベートーヴェンが先人たちの影響から脱し、交響曲の新たな可能性を切り拓いたと言える曲。勇ましい和音から始まる第1楽章、その華やかな曲調から一転して第2楽章「葬送行進曲」へ― 当時としてはかなり斬新だったこの曲が作られたのは、交響曲第1番の完成からわずか4年後のことでした。
作曲家としての飛躍を感じられる2作品を、当時のベートーヴェンと同じ年代であるPACの演奏で聴き比べてみてください！

■ ベートーヴェン ： 交響曲 第1番 ハ長調 op.21
■ ベートーヴェン ： 交響曲 第3番 変ホ長調 op.55 「英雄」

曲目解説

指揮・芸術監督／佐渡 裕
管弦楽／兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター