2018-2019 シーズンコンサート
- 室内楽シリーズ
- 予定枚数終了
室内楽シリーズ59 パック・ストリングス!
2018年12月8日(土)14:00
「最高級のテクニック、美しい豊かな音と
完璧な音調を持つチェリスト ― ロリン・マゼール」
元バイエルン放送響首席ウェン=シン・ヤン登場!
魅惑の弦楽アンサンブルを心ゆくまで
PACメンバーと豪華ゲストによるセクションごとのアンサンブルを、じっくり楽しめる室内楽シリーズ。今回は弦楽器にスポットを当てた<パック・ストリングス!>をお贈りします。
ゲストに迎えるのは、2013年4月のPAC名曲コンサートで圧倒的なエルガーの協奏曲を奏でた、ウェン=シン・ヤン。弱冠24歳にして名門バイエルン放送響首席に就任、1991年には難関ジュネーブ国際コンクールで優勝。完璧なテクニックと繊細かつ深みある表現から生まれる音楽は、もはや至宝と言っても過言ではありません。そんな名チェリストが若きPACメンバーと共に、まるで交響曲のような壮大さを感じさせるブラームス晩年の傑作「弦楽五重奏曲第2番」と、ウェン=シン・ヤンのソロにチェロ3台を加えたチェロ四重奏で奏でるシューマンの「チェロ協奏曲」、最後はイタリア・オペラの代表的作曲家ヴェルディ唯一の室内楽曲である「弦楽四重奏曲」を弦楽オーケストラでと、様々な編成による趣向に富んだプログラムで、弦楽の魅力を余すことなくお届けします。どうぞご期待ください。
ブラームス : 弦楽五重奏曲第2番
シューマン : チェロ協奏曲 (チェロ四重奏版)
※ソロ : ウェン=シン・ヤン
ヴェルディ : 弦楽四重奏曲 (弦楽合奏版)
特別ゲスト/ウェン=シン・ヤン (チェロ)
出演/PACストリングス・メンバー
兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
チェロ
ウェン=シン・ヤン
Wen-Sinn Yang
1965年、台湾系両親の元スイス・ベルンで生まれる。チェロをクロード・スターク、ウルフガング・ベッチャー、ヤーノシュ・シュタルケル、ダーヴィド・ゲリンガスに師事。24歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者となり2004年まで在籍。
1991年、難関と言われるジュネーブ国際音楽コンクールで優勝。それ以来、世界各地でソリストとしても活躍、これまでに、ロリン・マゼール、サー・コリン・デイビス、ウルフガング・サヴァリッシュ、マリス・ヤンソンス等の世界的な指揮者と共演。
ヤンは指導者としても高い評判を得ており、2004年10月からはミュンヘン音楽大学の教授を務めている。また、ドイツ、イタリア、スイス等でチェロのマスタークラスを数多く受け持っている。ヤンの広大なレパートリーは多くが30枚以上ものCDに収録されている。
ソリストとしての来日は、2005年以来回数を重ね、これまでにN響、東響、新日本フィル、日本センチュリー響、九響などと共演している。