2019-2020 シーズンコンサート

  • 定期演奏会
  • 予定枚数終了

第124回定期演奏会 リープライヒ「英雄の生涯」

日時

2020年5月29日(金) ・ 30日(土) ・ 31日(日)  各日 15:00

会場

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

《 公演中止 》

気鋭のタクトが紡ぎ出す、一大交響詩

PAC定期初登場、ドイツ、レーゲンスブルク出身の指揮者、アレクサンダー・リープライヒ。現代作品にも積極的に取り組むマエストロが、アメリカ現代音楽の先駆者アイヴズから、古典派のベートーヴェン、ロマン派のR.シュトラウスまで、オーケストラ音楽の多様性を体感できるプログラムを届けます。
冒頭はアイヴズの「答えのない質問」。アイヴズは音楽的な理想を追求するべく、保険会社の経営で生計を立て、その傍で活動を続けた作曲家。実験的でミステリアスな音が新鮮な感動をもたらします。
ベートーヴェンからは、交響曲第4番。古典的な優美さを持ち、シューマンが、第3番「英雄」と第5番「運命」という二人の北欧神話の巨人にはさまれた「ギリシャの乙女」と表現したことで知られます。
そして後半は、ドイツ、後期ロマン派の大作曲家、R.シュトラウスの「英雄の生涯」。シュトラウスが手がけた一連の交響詩のフィナーレを飾り、ベートーヴェン「英雄」との繋がりも見られる作品。シーズンを通してアンサンブルを磨いたPACメンバーが、大編成による勇壮な一大交響詩に挑みます。

曲目

アイヴズ : 答えのない質問
ベートーヴェン : 交響曲 第4番 変ロ長調 op.60
R.シュトラウス : 交響詩 「英雄の生涯」 op.40

出演

指揮/アレクサンダー・リープライヒ
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成

舞台芸術創造活動活性化事業
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会

アレクサンダー・リープライヒ

指揮

アレクサンダー・リープライヒ

Alexander Liebreich

ドイツのレーゲンスブルク生まれ。ミュンヘン音楽演劇大学とザルツブルク・モーツァルテウムにて学び、クラウディオ・アバドとミヒャエル・ギーレン両氏の薫陶を受けた。現在、プラハ放送交響楽団首席指揮者、リヒャルト・シュトラウス音楽祭芸術監督。ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ベルギー国立管、BBC響、BBCスコットランド響、ベルリン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、シュトゥットガルト・フィル、ドレスデン・フィル、ルクセンブルク・フィル、チューリッヒ・トーンハレ管、サンクトペテルブルク響、NHK響、マーラー・チェンバー管、ベルリン古楽アカデミー等へ客演を重ねている。これまでミュンヘン室内管弦楽団芸術監督兼首席指揮者、韓国のトンヨン国際音楽祭音楽監督、ポーランド国立放送交響楽団首席指揮者兼芸術監督を歴任。Accentus、ECM、ドイツ・グラモフォン、SONYへのレコーディングはいずれも国際的に高い評価を得ている。