2019-2020 シーズンコンサート

  • 定期演奏会
  • 予定枚数終了

第118回定期演奏会 ヴェデルニコフ×クララ=ジュミ・カン チャイコフスキー&プロコフィエフ

日時

2019年10月18日(金) ・ 19日(土) ・ 20日(日) 各日 開演 3:00PM(開場 2:00PM)

会場

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

ヴァイオリンが歌う名旋律
名匠のタクトがロシア音楽の真髄に迫る
ロマン派から近代へと移りゆく時代のロシアが生んだ、二人の大作曲家、チャイコフスキーとプロコフィエフ。その名曲を、ロシアの名指揮者、ヴェデルニコフのタクトでお届けします。
チャイコフスキーのメロディメーカーとしての才能が発揮された、ヴァイオリン協奏曲のマスターピースでソリストを務めるのは、ドイツ生まれの韓国系ヴァイオリニスト、クララ=ジュミ・カン。卓越した技術と情熱的な音楽性を持つ彼女が、一度聴いたら忘れられない名旋律を存分に歌い上げます。
後半は、プロコフィエフの交響曲第5番。第二次世界大戦中、作曲家が祖国への愛情に目覚めて一気に書き上げた作品です。作品番号100という特別な数字を意識しながら作曲された交響曲であり、ロシア風の荘厳なメロディに加え、プロコフィエフならではの生き生きとしたリズムとハーモニーも聴くことができる名作です。
モスクワの音楽一家に生まれ、ボリショイ劇場音楽監督はじめ要職を歴任したベテランのヴェデルニコフが、若きPACとロシア音楽の真髄に迫ります。

曲目

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
プロコフィエフ : 交響曲 第5番 変ロ長調 op.100

曲目解説

出演

指揮/アレクサンドル・ヴェデルニコフ
ヴァイオリン/クララ=ジュミ・カン
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団

主催

兵庫県、兵庫県立芸術文化センター

助成

舞台芸術創造活動活性化事業
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会

Alexander Vedernikov

指揮

アレクサンドル・ヴェデルニコフ

Alexander Vedernikov

モスクワ生まれ。モスクワ音楽院を卒業後、1988年からモスクワ放送交響楽団(現チャイコフスキー交響楽団)とスタニスラフスキー&ネミロヴィチ・ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場の指揮者として音楽活動を開始。95年ロシア・フィルハーモニー交響楽団を設立、芸術監督および首席指揮者として04年まで活動。01年伝統あるボリショイ劇場の音楽監督および首席指揮者に37歳の若さで就任すると、09年までの在任中、上演の改革を推し進め短期間で高い評価を得ることに成功。09年から18年まで、デンマーク・オーデンセ交響楽団首席指揮者を務め、現在は同団の名誉指揮者。更に2018年9月から、デンマーク王立歌劇場の首席指揮者に就任している。
日本においては、ロシア・フィルハーモニー交響楽団、ボリショイ劇場の来日公演を成功に導き大きな話題となった他、NHK交響楽団をはじめとする主要楽団への定期的な客演が続いている。

Clara-Jumi Kang

ヴァイオリン

クララ=ジュミ・カン

Clara-Jumi Kang

マンハイム出身の韓国系ドイツ人。ヴァレリー・グラドフに手ほどきを受けた後、ザハール・ブロン、ドロシー・ディレイ、ナムユン・キム、クリストフ・ポッペンに学ぶ。2009年ソウル国際音楽コンクールのヴァイオリン部門優勝以来、ハノーファー国際コンクール第2位、仙台国際音楽コンクール優勝、並びにインディアナポリス国際コンクール優勝など、多くの受賞歴を誇る。近年では、マリインスキー歌劇場管、サンクトペテルブルク・フィル、ロッテルダム・フィル、モスクワ・フィル、ベルギー国立管、ロシア・ナショナル管、スイス・ロマンド管、ソウル・フィル等から招かれ、ゲルギエフ、テミルカーノフ、ボレイコ、スピヴァコフ等の指揮で共演。室内楽にも積極的で世界各国の音楽祭でベレゾフスキー、クレーメル、レーピン、ラクリン、マイスキー等と共演を重ねている。使用楽器はサムソン文化財団より貸与されている1708年製のストラディヴァリウス「エクス・シュトラウス」。