about
楽団について
私たちは阪神・淡路大震災後10年を経て生まれた
「ひょうご」のオーケストラです
1995年1月17日、兵庫県では死者6400人も出す大きな震災がありました。
高速道路は倒壊し、東西を結ぶ鉄道は完全に分断され、多くの家屋は壊れ、美しいこの街は見る影もない有り様となってしまいました。
震災後10年が経ち、この街は住む人々の勇気と力で、ふたたび美しく強い街となりました。
この街の未来が優しく強くあり続けるよう願いを込めて、2005年の秋、文化復興の街のシンボルとして「兵庫県立芸術文化センター」がオープン。
兵庫芸術文化センター管弦楽団(Hyogo Performing Arts Center Orchestra = 通称PACオーケストラ)は、佐渡裕芸術監督のもと、この「兵庫県立芸術文化センター」と共に創設された専属のオーケストラ。ここを拠点に、様々な演奏活動を展開しています。
PACオーケストラの2つの顔
プロフェッショナル・オーケストラとしての顔
兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラとして、芸術文化センターを主会場とする定期演奏会をはじめとした主催公演のほか、全国各地で様々なニーズに応えて演奏活動を行う依頼公演、県内各地にオーケストラの普及活動として行うアウトリーチ活動など、多種多様な演奏活動を行います。
インターナショナル・オーケストラ・アカデミーとしての顔
日本をはじめ、アメリカやヨーロッパ、アジアなどから、若手プレイヤーをオーディションによりコアメンバーとして選抜。最長3年の在籍期間中に、公演を通じて将来の優秀なオーケストラ・プレイヤーに向けての育成を行います。演奏会ごとに国内外よりコーチ陣を招聘し、リハーサルから本番までコアメンバーと演奏活動を共にすることで、プロフェッショナル・プレイヤーとしての技術の習得を行うほか、個人レッスンや模擬オーディションの実施など、様々なコーチング活動を行います。
PACオーケストラの3つの魅力
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芸術監督は佐渡裕。クラシック界の常識を打ち破る、未来系のオーケストラです。
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世界各地のオーディションで選ばれた、新進気鋭インターナショナル・メンバーです。
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若く、元気なオーケストラ。フレッシュな表現力と、チャレンジ・スピリッツが溢れます。
PACオーケストラの演奏活動
PACオケでは、世界一流の客演指揮者やソリストを招聘しての定期演奏会をはじめ、名曲コンサートやポップスコンサート、ファミリーコンサートなどの特別公演や室内楽演奏会等の公演を実施するほか、プロデュース・オペラへの出演や県内中学1年生を対象とする「わくわくオーケストラ教室」、マスタークラスの開催、ホールを飛び出して街の中で人々と交流できるようなアウトリーチ活動などを行っています。PACオケでは、このような多彩な活動を通じて常に質の高い芸術性を追及するとともに、県下全域・県民各層への音楽文化の普及・浸透を目指していきます。
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定期演奏会
定期演奏会は、KOBELCO大ホールにおいて、佐渡裕芸術監督の指揮をはじめ、世界的な客演指揮者やソリストと共演し、古典から現代までの魅力あるレパートリーを大小さまざまな編成で実施しています。定期演奏会では、年9回のすべての演奏会を金・土・日の3公演でご用意。9回通し券をお求めいただくと、定期会員としてのお得な特典やサービスを受けられます。
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特別公演
定期演奏会以外にも、名曲コンサートやポップスコンサート、ファミリーコンサートなど、親しみやすい内容の特別演奏会を開催しています。また、年に一度団内オーディションを行い、選ばれたメンバーが神戸女学院小ホールでリサイタルを行う「PACオーケストラ リサイタルシリーズ」も毎年好評を博しています。
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室内楽演奏会
神戸女学院小ホールにおいて、さまざまな編成で、バロックから現代曲まで意欲的な室内楽作品に取り組んでいます。PACオーケストラ誕生当初から続いている「室内楽シリーズ」では毎年、弦・木管・金管・打楽器の各セクションが国内外から招聘したソリストと共に、趣向を凝らしたプログラムを展開しています。
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わくわくオーケストラ教室
KOBELCO大ホールにおいて、兵庫県内の全公立中学1年生を対象に、映像を交えた楽曲解説や出演者による楽器紹介など、オーケストラ公演を聴くのが初めてでも楽しんでいただけるような演奏会を実施しています。「感受性豊かな子どもたちに生のオーケストラに触れてほしい」という佐渡裕芸術監督の思いから2006年にスタートし、毎年約4万5千人の生徒が公演を鑑賞しています。
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アウトリーチ活動
演奏会場まで足を運ぶことが難しい方々にも身近に生の音楽に親しんでいただくことを目的に、コアメンバーの中から1~10名程度のアンサンブルを編成し、芸術文化センターを飛び出して出張演奏会を開催しています。これまで小学校や公民館、福祉施設など、兵庫県内の様々な場所で活動してきました。
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その他演奏会
オペラやバレエ公演、ジルヴェスターコンサートなど、芸術文化センターで行われる様々な事業にも、センター専属のオーケストラという特性を活かし、積極的に出演しています。芸術文化センターの夏の風物詩、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラでの演奏は、毎年PACオーケストラが担っています。