2018-2019 シーズンコンサート
- 定期演奏会
- 予定枚数終了
第111回定期演奏会 佐渡裕 オーケストラのエスプリ!
2019年1月18日(金) ・ 19日(土) ・ 20日(日) 各日 15:00
パリ発。響くユダヤの伝統音楽と
ベルリオーズの幻想交響曲
2019年最初の定期演奏会には、イディッシュ音楽の演奏集団、シルバ・オクテットが登場。フランスの名門、パリ管弦楽団のメンバーを中心に結成された彼らは、ユダヤの伝統音楽をベースに、さまざまな要素が融合した刺激的な音楽を奏でます。今回は、佐渡芸術監督が「人の心をつかむ、天才的歌手」と賞賛するイザベル・ジョルジュも出演。哀愁あふれるイディッシュの歌から、ジャズやロックの名曲アレンジまで、オクテットとオーケストラが未体験の音楽を届けます。
そして後半は、フランス・ロマン派の作曲家ベルリオーズの「幻想交響曲」。作曲家が自らの失恋体験に基づいて書き上げたこの大作は、パリ管の十八番レパートリー。これまで幾度もパリ管に客演している佐渡芸術監督は2002年に彼らとライブ録音も残している演目です。今回は同オーケストラのメンバーを迎え入れての、待望の公演となります。作品を知り尽くした名手たちとの共演で、若きPACはどんな飛躍を見せるのでしょうか。
佐渡芸術監督が長らく希望し続け、今ようやく実現する盛りだくさんのコンサート。どうぞお聴き逃しなく。
イディッシュ・ラプソディー
ベルリオーズ : 幻想交響曲 op.14
指揮・芸術監督/佐渡 裕
ゲスト/シルバ・オクテット&イザベル・ジョルジュ(歌)
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団
ゲスト出演のシルバ・オクテット、単独リサイタルも別途開催!
兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人 日本芸術文化振興会
八重奏団
シルバ・オクテット&イザベル・ジョルジュ
Sirba Octet & Isabelle Georges
ヴァイオリニストのリシャール・シュムクレールが2003年に結成したユニークな八重奏団。6人のパリ管弦楽団の奏者たち、ピアニスト、ツィンバロン奏者で構成。クレズマー、ユダヤ音楽、ジプシー音楽のレパートリーに新風を吹き込むサウンドを生み出している。2005年、最初のアルバム『A Yiddish Mame』をリリース。ユダヤの伝統音楽をベースに、ジャズ、サルサ、ミュージカル、ロック、サンバの要素が組み込まれている『イディッシュ・ラプソディー』では、歌手&ダンサー&女優として活躍するイザベル・ジョルジュが加わっている。フェイサル・カルイ指揮ベアルン地方ポー管弦楽団の委嘱作品であるこの曲は、八重奏団と50人のオーケストラのために書かれたユニークな作品で、それゆえオーケストラのレパートリーとして、また室内楽のレパートリーとしても演奏可能な構成となっている。これまでにラムルー管弦楽団、トーンキュンストラー管弦楽団(指揮:佐渡裕)等との共演を行っている。
芸術監督
佐渡 裕
Yutaka Sado
京都市立芸術大学卒業。故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。1989年ブザンソン指揮者コンクール優勝。1995年第1回レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクール優勝。
これまでパリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ケルンWDR交響楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、北ドイツ放送交響楽団(現・NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)等、欧州の一流オーケストラに多数客演を重ねている。2015年より、オーストリアを代表し110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任し、欧州の拠点をウィーンに置いて活動している。オランジュ音楽祭「蝶々夫人」(演奏:スイス・ロマンド管弦楽団)、トリノ王立歌劇場「ピーター・グライムズ」、「カルメン」、「フィガロの結婚」など海外のオペラ公演の実績も多数。
国内では兵庫県立芸術文化センター芸術監督、シエナ・ウインド・オーケストラの首席指揮者を務める。CDリリースは多数あり、最新盤はトーンキュンストラー管弦楽団を指揮した20枚目のCD「マーラー:交響曲第1番」を24年5月にリリース。著書に「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮文庫)、「棒を振る人生~指揮者は時間を彫刻する~」(PHP文庫/新書)など。 2023年4月より新日本フィルハーモニー交響楽団第5代音楽監督に就任。
オフィシャル ファンサイト : http://yutaka-sado.meetsfan.jp/