アレクサンドル・ドミトリエフ : Alexander Dmitriev

指揮

アレクサンドル・ドミトリエフ

Alexander Dmitriev

 1935年、サンクトペテルブルクの音楽一家に生まれる。レニングラード音楽院で合唱指揮を修めたのち、70年代にはレニングラード・フィルでムラヴィンスキーの助手を務め、さらにレニングラード・マールイ歌劇場およびバレエ団の首席指揮者、ベルリン国立歌劇場の常任客演指揮者を務めた。77年からはサンクトペテルブルク交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務め、欧州、北米、日本を訪れている。シカゴ・トリビューン紙は「多くの西側の指揮者たちがショスタコーヴィチの交響曲第10番を、粗野で狂乱気味に、感情移入たっぷりに指揮してきたのは、誤りだった。ドミトリエフのおかげで、この曲のあるべき演奏法がようやく示された」と評した。録音も数多く、なかでもチャイコフスキーとラフマニノフの交響曲の録音が特筆される。80年からノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者として優れた手腕を発揮し、「ブリュッヘンと、現音楽監督ドミトリエフ、この2人が彼らをハイレベルなオーケストラに引き上げた」(アメリカン・レコード・ガイド誌)と評されている。現サンクトペテルブルク音楽院教授。2005年4月、プーチン大統領から、長年の功績を称えて『文化功労勲章』を授与された。