春休みPAC子どものためのオーケストラ・コンサート出演 熊谷 和徳 インタビュー

1977年仙台生まれ、19歳で単身渡米。
2016年あらゆるジャンルのダンスの最高峰の証である<BESSIE AWARD>最優秀パフォーマー賞受賞。
力強さと繊細さを兼ね備えたタップから繰り出されるリズムは、もはや音のアート!
<春休みPAC子どものためのオーケストラ・コンサート>に出演される、今、世界が注目するタップダンサー熊谷和徳さんにインタビューをしました!

■ きっかけはマイケル・ジャクソン。 はじめは靴を履いて歩いて音を出すだけで、本当にワクワク。

タップダンスとの出会いは、5歳くらいの時、マイケル・ジャクソンの映像で見たのが初めてです。とはいっても、当時は足から音が出る魔法のようなものを見た感覚で、憧れを持ちました。
本格的に始めたきっかけは、15歳の時に見たグレゴリー・ハインズ出演の『タップ』という映画です。5歳の時は仙台にタップスクールがなかったのですが、この『タップ』を見てやはりタップダンスをやってみたいと思い、もう一度探してみたところ、近所にスクールがあるのを見つけたのです。それでタップシューズをアメリカから取り寄せて、ついに習うことができました。
はじめは靴を履いて歩いて音を出すだけで、本当にワクワクしたのを覚えています。それからは、時間があれば公園や学校の授業中でも、とにかく足を動かして四六時中練習していました。

■ タップは<音>や<リズム>で自分自身を表現するアート

19歳の時、単身でアメリカに渡った頃は英語もあまり話せず、何か一つやるにも時間がかかり本当に大変でしたが、誰も知らない環境の中では全てが新鮮で、とても楽しかったのを覚えています。若い頃は、全てにおいて好奇心が勝るのだと思います。
タップに関してアメリカで一番学んだことは、単にステップを踊るのではなく、
<音>や<リズム>で自分自身を表現するということです。日本では振り付けを覚えて発表会などで踊ることが重視されていますが、アメリカに行って初めて、ジャズなどの生演奏とその場でセッションすることを学びました。その上ではより音楽的な知識や表現力などが要求されますが、グレゴリー・ハインズをはじめ、多くの<マスター>と呼ばれるタップダンサー達からこのようなスタイルを学ぶことができました。

■ タップを通じた出会い、人生の学び

タップダンスの魅力は、タップダンサーになるために学ぶことを通して、人生で大切なことを学ぶことができることです。素晴らしいタップダンサー達の多くは、人種差別や多くの困難を乗り越えてタップダンスという文化を創ってきました。
僕がタップをやっていて良かったというも思うことは、タップを通して沢山の出会いがあったことです。『タップ』という映画の中に出てくるジミー・スライドやバスター・ブラウンなどの素晴らしいタップダンサー達が死ぬまで人生をかけて踊り続ける姿を見てきたことは、僕自身がタップダンスという芸術に向き合う姿勢に多大な影響を与えてくれました。これからもずっと学び続けて、そして恩返しをしていかないといけないと思っています。

■ 子どもも大人も、その瞬間の音の共鳴を身体いっぱいに感じて!

今回の公演ではオーケストラと共演しますが、オーケストラの音を実際に生演奏で体感できる機会は、そう多くはありません。それを舞台の上で、しかも身体いっぱいに感じながら踊れるということは、本当に嬉しいことです!
タップダンスは視覚的なことである以上に、身体全身でリズムを奏でる<アート>です。オーケストラの奏でる音楽とタップのリズムがどのように呼応しあい、どのような表現が生まれるのか、ときには目をつぶってその瞬間のリズムを感じてもらうのも良いかもしれません。子どもも大人も一緒になって、その瞬間にしかない音の共鳴を身体いっぱいに感じてもらえたらと思います。

芸術文化センター管弦楽団 特別演奏会
春休みPAC子どものための
 オーケストラ・コンサート
2019年 3月 30日(土)14:00
詳しい公演情報はこちら
2019年 3
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

  コンサート

  チケット発売日

カレンダーの中のマークをクリックすると
詳細情報が表示されます。