第110回定期演奏会 スティーヴン・イッサーリス インタビュー

  11月開催の第110回定期演奏会に出演されるチェロのスティーヴン・イッサーリスさんにインタビューをしました!

■ まずは、ご使用の楽器についてお聞かせください。
現在ご使用になられている楽器 1726年製ストラディヴァリウス〈マルキ・ド・コルブロン(ネルソヴァ)〉との出会いはどのようなものでしたか?好んでお使いになられているガット弦との相性や、イッサーリスさんが感じておられるこの楽器の魅力をお聞かせください。

  私が〈マルキ・ド・コルブロン(ネルソヴァ)〉の音色と初めて出逢ったのは、そのキャリアを通してずっとこの楽器を弾き続けた、カナダの偉大なるチェリスト、ザラ・ネルソヴァの演奏を聴いた時でした。その瞬間から、私はこのチェロにずっと惹かれていました。マルキの前には、本当に幸運なことに、日本音楽財団からの貸与を受け、これもまた素晴らしい楽器である、ストラディヴァリウスの〈フォイヤーマン〉を使用していました。
ロンドンの王立音楽院で行われたプライベート・セッションで、何人かの友達の前でこの2つの楽器を両方弾いたことがありますが、その違いは明確でした!これらの素晴らしい楽器には、それぞれに、それぞれの魂が宿っているのです。
私は、マルキの貴族的なところ、詩的な性格がとても気に入っています。もちろん、ガット弦との相性も完璧です!なぜなら、そのために作られた楽器ですから!

■ 今回演奏されるドヴォルザークのチェロ協奏曲は、イッサーリスさんにとってどのような曲ですか。

   ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、私たちをユニークな感情の旅に連れ出してくれます。喜びや郷愁、悲劇、美しい思い出たち…それはまさしく、とても目立つチェロのパートを伴った、壮大な交響曲のようです(フルート、クラリネット等もまた、とても重要なパートですが)。私がこの曲を好きなのは、単にゴージャスで、深く心に響く旋律があるからというだけではなく、舞踊や民族音楽の感覚が協奏曲全体に立ちこめていることも大きな理由の一つです。

■ イッサーリスさんにとって、音楽とはなんですか。

   人生そのものです!

■ 最後に、兵庫のお客様にメッセージをお願いいたします。

   今回、兵庫で演奏できることをとても嬉しく思っています。私は日本に来ることがいつもとても楽しみですし、新しい聴衆のみなさんとの出会いは、きっと素敵なものになるでしょう。

第110回 定期演奏会
アルミンク×イッサーリス 郷愁のドヴォルザーク
2018年11月9日(金)・10日(土)・11日(日) 各日 15:00
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